気候や土壌で異なる味や風味PRODUCTION AREA
日本には、お茶の名産地が全国に存在しています。
不老園では、日本各地にあるお茶の産地から厳選し、静岡・宇治・鹿児島のお茶をお届けしています。
お茶は、日本で古くから親しまれてきた飲み物です。普段何気なく飲んでいるお茶ですが、気候や土壌など、異なる生育環境で育つため、産地によってお味や風味、香りなどの違いを楽しんでいただけるのをご存知でしょうか。
また住み慣れた土地土地によって、飲み慣れたお茶というものがあります。
ここでは、お茶の美味しさを楽しんでいただけるよう各産地ごとに異なるお茶の特徴をご紹介いたします。
静岡のお茶
知名度・生産量共に、日本最大級のお茶所。
地形や気象などがお茶の栽培に適しており、県内にも環境を活かした銘産地が複数存在します。
山間部や平野部などでお茶の風味は異なります。気象や風土によって、甘さや苦味、渋みや香りの高さなど味わいに違いが出るのです。
中でも、大井川流域の山間地である川根エリアのお茶は「甘みがあり、まろやかながらも苦味と渋みのバランスの良さ」が人気です。70度前後のお湯で淹れるとマイルドに、80度前後で淹れるとスッキリとした味わいでお楽しみいただけます。
宇治のお茶
日本茶発祥の地とされ、品質の良さから高級茶として長く親しまれてきた
生産量自体は、全国的にみると少数です。収穫されるお茶の種類は、抹茶の元となる「碾茶(てんちゃ)や玉露(ぎょくろ)、煎茶」の収穫量が多いです。
近年のお茶産業では、効率よく大量のお茶を作るために機械化が進みますが、宇治の碾茶や玉露用の木は新芽が伸びる時期に茶園に覆いをして育てます。そして、新芽を年に一度だけ人の手を使って丁寧に摘みとるのが特徴です。
茶葉を摘む20日ほど前から、日光を遮ることで苦味成分が減り、うまみのもとであるアミノ酸が増えるのです。
宇治のお茶はうまみを豊富に含んでおり、角のないマイルドな甘さや上品な香りを味わっていただけます。
鹿児島のお茶
鹿児島は意外と知られていないお茶の名産地。令和元年、産出額で静岡を抜き全国一位に。
茶畑といえば、山の斜面に広がる光景が目に浮かぶ方が多いのではないでしょうか。鹿児島の茶畑は平坦な茶園が多く、土地の特製を活かし大型機械の導入を進めたことで、摘採の効率化、さらに茶畑の規模拡大が進みました。
また温暖な気候もお茶の生産量と大きく関係があります。国内で最も早く収穫されるお茶「走り新茶」として、業界でも有名な「かごしま茶」機械化し生産効率があがった事により、お茶の収穫期間としては珍しい3月〜10月頃までと長めになっています。
爽やかな香りと強い甘みが特徴です。渋みや苦味が少ないので、飲みやすくおすすめです。
不老園では、産地別に異なる煎茶取り扱っています。
記事でもご紹介したように、産地によって味わいや香りは異なります。
不老園ならではの試みとして、慣れ親しんだお茶をお楽しみいただけるように、同じ銘柄でも産地別の茶葉のご提供も可能です。